円満井会定例能-三輪-

円満井会定例能にて能『三輪』を舞わせて頂きます。
ご高覧頂けますと幸いです。

大和国三輪山(現在の奈良県桜井市)の麓に庵を結ぶ(げん)(ぴん)僧都(そうず)(ワキ)のもとへ、毎日やって来ては花水を捧げる女(前シテ)がいた。ある日、玄賓が女に素性を尋ねると女は罪の救済を乞い、続けて秋の夜寒を凌ぐ衣を一重恵んで欲しいと頼む。玄賓は快く衣を与え、女の住いを問うと「我が庵は三輪の山本恋しくは訪い来ませ杉立てる門」の古歌をひき、杉立てる門が目印の庵と教える。「私を不審に思うならおいでなさいと。」と言い残し姿を消した。〈中入〉

 女が去った後、三輪明神にお参りしたという里の男(アイ)が玄賓のもとを訪れる。男は玄賓の衣がご神木である杉に掛かっていたと知らせる。不思議に思った玄賓が三輪明神を訪れると、先程女に与えた筈の衣が二本の杉に掛かっていた。その衣の裾には「三つの輪は清く浄きぞ唐衣。くると思ふな取ると思はじ」の和歌が記してあった。やがて女体の三輪明神(後シテ)が烏帽子・狩衣の男装姿で現れる。神も衆生を救う為に人間と同じように迷い、苦しむ。仏法の力で罪から救って欲しいと玄賓に懇願する。やがて三輪明神の妻訪いの神話を語り、天照大神の岩戸隠れの時に舞ったという神楽を再現するうちに夜明けと共に消えて行った。

第一部 12時30分開演(12時開場)
仕舞 鶴亀  シテ林美佐
仕舞 蝉丸 シテ大澤久美子
能  忠度 シテ岩松由実 

第二部 14時30分開演(14時15分開場)
仕舞 松風  シテ金春飛翔
仕舞 殺生石 シテ本田芳樹    
能  三輪 シテ柏崎真由子

第三部 16時40分開演(16時25分開場)
狂言 成上り  シテ三宅右矩
能  車僧 シテ本田布由樹

17時50分終演予定

10月29日(土)
会場:矢来能楽堂(東京都新宿区矢来町60)
開演:12時30分(12時00分開場) 17時50分終演予定
入場料:各部3,000円、通し券7,500円(事前の一括購入に限る)

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