12/14 金春円満井会特別公演

今年度の金春円満井会特別公演は宗家一子相伝の秘曲「関寺小町」を上演致します。
能は取り分け老女物(老女を主人公にした曲)を大切にしますが、「関寺小町」は老女物の中で最も格の高い曲に位置します。

関寺小町・あらすじ
七夕の宵。関寺の僧は和歌の上手い老女が居るという噂を聞きつけ、老女の庵を訪ねる。僧より星祭りの誘いを受ける老女は和歌について語るうち、自ら小野小町と明かす。
やがて稚子の舞い導かれ、華やかだった昔を回顧するかのように舞いはじめ・・・。

【七夕祭りについて】“七夕の行事は平安時代には、宮中行事として七夕行事が行われるようになりました。宮中の人々は桃や梨、なす、うり、大豆、干し鯛、アワビなどを供えて星をながめ、香をたいて、楽を奏で、詩歌を楽しみました。サトイモの葉にたまった夜つゆを「天の川のしずく」と考えて、それで墨を溶かし梶の葉に和歌を書いて願いごとをしていました。梶は古くから神聖な木とされ、祭具として多くの場面で使われてきました。”岩井製菓HPより引用

簡単に説明すると、七夕の夜、100才になった小野小町がダンシング・オールナイトするお話。
100才になってオール出来るの凄い👵👵

私も仕舞『葛城』で出演させて頂きます。
裃で舞うのは始めてなので、ドキドキしております!

金春円満井会特別公演

能 関寺小町 金春安明

日時:12月14日(土)  開演:13時(12時15分開場)
於 : 国立能楽堂 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1

入場料:SS席:15,000円 S席:14,000円A席:13,000円 B席:10,000円 B席(25歳以下)5,000円(全席指定・税込)一般発売10月1日(水)午前10時より
お申し込み先:カンフェティ
050-3092-0051(受付時間 平日10:00~17:00※オペレーター対応)

事前講座 最奥秘曲の来歴 ~『関寺小町』金春流~

日時:11月15日(土)14時~16時
於:国立能楽堂 2階大講義室 
講師:宮本圭造(法政大学能楽研究所所長)

料金:1,000円 公演チケット提示で無料(公演チケット講座当日購入可能)
講座は事前申し込み不要

※都合により、演者・曲目が変更することがございます